(2)重度のぎっくり腰
激痛で、起き上がれない。腰に力が入らない。自力で歩けない。この様な場合は、無理して動くと悪化する原因にもなりますので、下記の様に対処してください。
顔が血の気を失って青ざめている。激しい呼吸が続く等、腰痛以外の気になる症状がある場合は、ぎっくり腰ではない可能性がありますので、医療機関の受診をお奨めします。救急車を呼ぶ事も検討してください。
腰の症状だけの場合は、下記の対処で様子を見ましょう。
①まずは休息と安静
急激な強い腰痛を感じたら、できる限りの休息をとりましょう。ベッドやソファなどで横になり、背中を安定させるために枕やクッションを使用することもおすすめです。
②冷やす・暖める
痛みや腫れを軽減するための応急処置として、氷や冷却パックを患部に置くことで炎症を抑えることができます。
但し、直接冷やすのは20分程度までにしてください。冷やしすぎると血管が収縮し回復を妨げます。その後は、冷湿布を貼っておきます。
痛みが落ち着いたら、温湿布や直接温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を緩和させることもできます。
③薬の使用
ぎっくり腰の強い痛みには、一般的な市販の飲み薬の鎮痛薬は効き目が低い場合が多いので、医師に適切な薬を処方してもらう事で、痛みや炎症を緩和することができます。
但し痛み止めや湿布は、あくまで痛みを感じなくする、又は炎症を抑える為のもので、飲めばすぐ治るというものではありません。
④上記③までの対処でも自然に回復はしていきますが長い場合には2週間〜1ヶ月かかる事もあります。
(1)の軽度のぎっくり腰の様に、自力歩行できる状態になれば整体に来院なさってください。
整体施術を受ける事で回復を早める事が可能です。決して痛い施術ではなく、気持ちの良い程度でバキバキもしません。